出張した場所：栃木県小山市　アライオートオークション小山

お会いした人：アライオートオークション　山口支店長

1. 小山駅からタクシーで１６７０円ー３ｋｍくらいの広大な敷地にあるアライオートで待ち合わせ。
2. びっしりと駐車された中にオークション場があり、荒井商事事務所に案内された。
   併設された食堂に昼食に集まる人の顔触れは色の黒いインドパキスタン系が多い。
   事務所で山口支店長とお会いして、同社の説明をお聞きした。
3. 荒井商事はもともと神奈川県でコメ卸を営んでいたが、３０年前に栃木県の県南公営市場の運営業者を務めており
   この現存のアライーオートの土地で青果物の卸売業務と中古車の販売を兼営する形で業務を運営。
   荒井商事はこれ以外に「Price　Club」というCash&Carry、アルズフーズマーケット(食品スーパー）
   さらに独自で海外食品(ポルトガルワイン・ガラナ飲料）の輸入を手掛けている総合企業です。
4. そのうちの中古車販売業務が拡大する形で、乗用車だけでなく商用車・トラック・バンの販売に手を広げていった。
   一方青果物卸業務は、運営設備を移管して県南市場に移動し、小山の設備は１００％中古車オークションとなった。
5. アライオートオークションの運営状況
   1. 現在の登録会員数は３５０００社。
   2. オークションは全国４会場(仙台・小山・ベイサイド(川崎）・福岡）週に７回程度開催される。
   3. オークションに出品する会社はエントリーをして登録される。
   4. 中古車も乗用車(４輪）、２輪、　商用車はバントラとして開催。建設機械・農業機械も併営でオークションが開催される。
   5. 私が訪ねた時の出品会員は１１００社であった。
   6. 出品する対象の車は小山会場に運ばれ展示される。
   7. 出品する車は全てアライオートの社員によって検査を受け、評価をされ１件ごとに写真４-５枚とともに評価シートで問題のある個所、運転の具合などが記載された物件シートを作成され、オークションの前にシステムの掲載されまた出品車リストにも掲示される。
   8. オークションは会場のモニターに掲示され、オークションがスタートしてから入札値が決まるまで平均８秒程度。
   9. 会場内の端末は１０３０台が用意されており、さらにこれ以外にもインターネットでの応札も可能。(外部入札）
6. 日本で唯一の農業機械の流通市場として、公正な仕組みで売買できるため農業法人・各農家での不要になっている農業機械の処分場としての利用が考えられる。また東南アジア諸国での中古需要への対応が可能となる。